かゆみ対策・スキンケア編 PR

かゆみ対策になぜ入浴をすすめるのか?スキンケアの基本の”保湿”の前に必要だからです。

バケツに入っている赤ちゃん
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アトピー性皮膚炎に最も効果的な対策は”保湿”と”肌を清潔に保つ”こと。

”アトピー乾燥肌のしくみ”でも説明していますが、『アトピーっ子のかゆみは皮膚の水分の乾燥によりできた隙間から細菌などが侵入して、免疫システムが過剰に反応してしまう。
つまり”アレルギー反応の一種”なので肌に潤いを保つことが重要なのです』

と、くどいくらい説明していますが、とはいえとにかく保湿だけすればいいってわけでもないんですよこれが。

アレルギー反応を起こす細菌にも気を付けなければなりません。
細菌を防ぐためには”肌を清潔に保つ”ことが必要です。

アトピーっ子に限らず、アトピー性皮膚炎の人は”シャワーより入浴が良い”と言われています。(うちの子も主治医から『ちゃんとお風呂入ってる?』と時々聞かれます)

なぜシャワーより入浴がいいのか?アトピーっ子に入浴をすすめるには次のような理由があるのです。

アトピー性皮膚炎のひとに入浴をすすめる理由

1.アトピー肌はシャワーの水だけでは洗い流すのが不十分

入浴の目的は”肌の汚れ・最近を洗い流す”ことが目的です。シャワーだけ浴びても、皮膚の表面の汚れは落ちても、毛穴の奥などの汚れや細菌は落としきれません。
毛穴に残った細菌が繁殖するとかゆみを引き起こしてしまいますので、入浴で体を温めることで体の毛穴が広がり、毛穴に残った汚れも落としてくれるのです。

シャワーを浴びる子供シャワーだけでは毛穴の奥の汚れは取れません

また、シャワーの勢いが強すぎると、水流が刺激になってかゆくなってしまうこともあります。
シャワーで体を洗う時は勢いを抑えるなどして刺激を軽減する工夫をしましょう。

2.入浴することで肌質の改善とリラックス効果が期待できる

あなたはテレビで長風呂をする芸能人を取り上げている番組を見たことはありませんか?お風呂で読書したりテレビを見たりしているアレです。

ぬるめのお湯でゆっくりお風呂に入ることは人にとってさまざまなメリットがあります。

・新陳代謝を促進して肌質を改善する

あなたは”ターンオーバー”という言葉を聞いたことがありますか?要するに”新陳代謝”のことです。

人間は新陳代謝によって新しい細胞が毎日作りだされているので皮膚も少しづつ生まれ変わっています。例えば”日焼け”。肌が黒く焼けても皮がめくれて元の白い肌に戻るのは、新陳代謝によって新しい皮膚が作りだされているからなのです。

20代くらいの若い人なら28日くらいが理想とされているのですが(子供(小学生くらいまで)は皮膚が薄いのでもっと早いとも言われています)、新陳代謝は加齢によって周期が遅くなって行きます。
ぬるめのお風呂にゆっくり入ると汗をかきます。この汗が新陳代謝を促進して皮膚の表面の角質層がはがれ落ちて肌が生まれ変わっていき、同時に汗と一緒に毛穴の汚れも流れ出ていくのです。

子供は新陳代謝の周期が短いので、入浴で新しい細胞を生み出すことで乾燥肌の改善効果が期待できるとされています。

新陳代謝によって新しい細胞がうまく作られない(周期が遅くなる)と、乾燥肌の原因はもちろんメラニン色素が皮膚内部に残ってしまい、シミの原因にもなってしまうので女性は特に気を付けないといけません。
シャワー派の女性は美容のためにもお風呂に入る習慣をつけることをおすすめします。

・リラックスすることでアトピーの症状の緩和が期待できる

ぬるめのお湯にゆっくり入ることの効果は、体の芯までしっかりと温めるのと同時に自律神経を副交感神経に切り替えますので、心身ともにリラックスさせてかゆみを鎮める作用もあります。

あまり知られていませんが、緊張や興奮などの”強いストレス”もアトピーのかゆみを増大させる要因として考えられています。お風呂は”意図的にリラックスできる環境を作ることができる数少ない場所”なので、ストレス解消と同時に保湿効果のある入浴剤などを入れるとスキンケアもできちゃう、まさに”一石二鳥”の場所なんです。

入浴のときに気を付けることは2つ

アトピーっ子が入浴することのメリットはたくさんありますが、同時に気を付けなければ行けないこともあります。肌の弱いアトピーっ子に気を付けて欲しいのは次の2つです!

水道水はアトピー肌に良くない

水道水には水を安全に供給するために塩素消毒をしています。各家庭に送られるまでに、塩素の濃度は薄くなりますが、塩素が微量に混入されて各家庭に供給されています。これは”残留塩素”と呼ばれていますが、この残留塩素がアトピーの肌に悪い影響を与えてしまうとされています。

ちなみに日本の水道普及率は97%以上。日本の人口は1億2729万8千人(2013年時点)。ざっくり考えても、私も含め約1億2414万人の方は残留塩素の水道水を利用しているってことです。

また、残留塩素の濃度が高い温水などに入ると、肌の保水力や保湿機能などが低下してしまう人がいるのも事実です。(個人差はあります)
あなたの身の周りで「アトピーがプールに通って悪化した」という話を聞いたことありませんか?うちの子はプールに通っていますので、帰ってきたらすぐにお風呂に入れてます。

プールではしゃぐ親子プールは塩素を大量に使っているのでアトピーっ子は要注意!

入浴後の肌の乾燥に注意!

『入浴後の肌は一気に乾燥が進む』のはご存知でしょうか?これはアトピーの方に限らずすべての人に当てはまります。

理由は入浴により潤いを閉じ込める役割をもつ皮脂がはがれ、同時に開いた毛穴か
ら水分が逃げてしまうためです。

肌の水分量推移グラフ入浴後は一気に乾燥が始まりますので保湿はすぐに行いましょう!

スキンケアしないと”入浴後5分くらい経つと入浴前と同じ水分量になってしまう”といったデータもあります。せっかく入浴で補った水分を逃がしてしまってはもったいないですよね。

なのでアトピーっ子の入浴後は素早く化粧水とローションで保湿することを忘れないでください。

まとめ

アトピーのスキンケア(とくにかゆみ対策)には肌を清潔に保つための入浴は欠かせないのはご理解頂けましたでしょうか?入浴することの恩恵は多いのですが注意する点もあるのです。

それは水道水に含まれる”残留塩素”。塩素はアトピーの肌に影響を与えてしまうので、この残留塩素を取り除かなければいけません。後は”入浴後の保湿”。入浴後は急激に肌が乾燥するので、すぐにスキンケアをするようにしないと逆効果になってしまいますので気を付けてくださいね。

塩素も中和するアトピー肌用入浴剤『みんなの肌潤風呂』くわしくはこちらをご覧ください

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ハル
はじめまして! 当サイトの管理人のハルと申します。当サイトではアトピーっ子のスキンケアを中心に、我が家のアトピー治療の様子をブログ形式で報告しています。アトピー治療で使ったおすすめアイテムなどもどんどん紹介していきますので、アトピーっ子の保護者の方の参考になれば幸いです!
【卒業】うちの子のアトピー治りました!

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「アトピーもう治ったね」

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