最近北海道はめっきり寒くなってきて、チラチラ雪も降ってくる季節になりました。
毎日仕事に行くのが辛くなるこの季節みなさん保湿してますか?
管理人のハルです。
最近、来年あたりに日本でも認可されそうなアトピーの新薬について噂を耳にしたので、今回はその新薬について調べてみました。
その名は【デュピルマブ】
なんとも言いにくい名前で、パソコンに入力する時も「”デュ”ってどうやって入力するんだっけ?」というくらいめんどくさい名前の新薬です(笑)
今回は期待の新薬デュピルマブについて紹介していきます。
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デュピルマブって何?
デュピルマブは単体で使用します。
現在のアトピーの治療は症状や部位によってステロイドや保湿剤、場合によっては内服薬など、複数の薬を使って治療していきますが、デュピルマブは単体で使う薬です。
つまりステロイドを塗ったり保湿剤を塗ったり使い分ける必要がないのです!
これまでの治療のような手間が一気に解決されますね。
デュピルマブの治療による効果
アメリカではすでに認可されているデュピルマブですが、その効果はどのくらいなのでしょうか。
米国の臨床試験(治験)では、既存の治療が効かない中等症から重症の患者が対象にもかかわらず、皮膚症状が完全に消えたり、ほとんどなくなったりした患者が約4割に上った。
日本医科大学付属病院皮膚科の佐伯秀久部長は「1種類単独でこんなに効く薬はこれまでなかった」と語る。
引用:https://style.nikkei.com
臨床試験の段階で症状が中程度から重症の患者約4割のアトピー患者に効果があったという事です。
これはかなり期待できそうです。
デュピルマブがアトピーに効く仕組み
アトピーは抗体が過剰に反応してしまういわゆるアレルギー症状です。
デュピルマブがアトピーに効果がある仕組みについて説明するとややこしくなるので超簡単に説明すると、デュピルマブがアトピーの症状を発症させるある一定のたんぱく質に作用してその働きを抑えるからです。
ちなみにある一定のたんぱく質とはIL―4(インターロイキン4)とIL―3(インターロイキン3)です。
デュピルマブはアトピー患者全員に使えるの?
デュピルマブの臨床試験では症状が中程度から重症の患者の方の症状が改善したとされています。
ですのでデュピルマブの治療の対象となるのはアトピーの症状が中程度から重症の方になります。
また、アメリカで認可されたデュピルマブは成人向けでの認可のため、現在小児向けの薬の認可に向けた計画もしているようです。
デュピルマブはどうやって接種するの?
デュピルマブは注射で接種します。
お子さんにとっては抵抗があるかもしれませんが、現状は注射での接種方法になりますので、ここは我慢が必要ですね。
注射なので病院に行って接種する事になると思いますが、認可がおりてから1年後をめどにインスリン注射のように自分でできるようになる可能性もあるので、今後の動向を気にしておく必要がありそうです。
私も何か分かり次第随時記事を追加していきますね。
副作用は?
費用は?
気になるのが治療費ですね。
新薬ともなると治療費も高くなりそうな気がしているのではないでしょうか。
気になるお値段は不明ですが、デュピルマブは薬剤費が高額になる”バイオ医薬品”の一種だそうなので治療費も高くなる事が予想されます。
一説によると治療費は月間数万円になる可能性もあるようです。
ちなみに後発薬(ジェネリック薬)が出るには10年ほど必要なので、それまでは高額になりそうです。
まとめ
来年くらいに日本でも認可がおりそうな新薬デュピルマブ。
その効果はかなり期待できそうですが、期待が膨らむにつれて治療費も大きく膨らむようです。
今回の情報はあくまでも前段階での情報ですので、今後もしかするといい方向に変わる可能性も十分あります。
とはいえデュピルマブについて見えてくるのはまだ先の話。
現状は今まで通りスキンケアをしっかりしておくのがいいですね(^^)
先日主治医から
「アトピーもう治ったね」
とアトピー治療終了の太鼓判をいただきました!
7年かかった我が家のアトピー治療で意識したこと、ビフォーアフターはこちらをご覧ください!