9月6日にうちの子が9歳の誕生日を迎え、同時にアトピーと付き合い始めて6年目に突入です!
大きくなるにつれ症状もだいぶイイ感じになってきました。
こんにちは。管理人のハルです。
自分の子どもがアトピーと診断されたのは3歳の頃です。詳しい時期は覚えていませんが、ショックだったのは今でも覚えています。
私も嫁もアトピーじゃないのに、子供がアトピーになるなんて思ってもいなかったからです。
だいぶ時間はかかりましたが肌の状態も落ち着いてきて、かゆみがひどい時も少なくなってきました。
今回は私達家族が子供のアトピーの治療を通じて経験した、アトピーっ子の親として覚えておいてほしい、「アトピー治療の4原則」を紹介します。
具体的な治療などの紹介ではありませんが、アトピーっ子を持つお父さんお母さんに読んで欲しい内容となっていますのでご一読して頂ければ幸いです。
見出し
「あれ?」っと思ったらまずは病院に行きましょう
赤ちゃんの頃のアトピーの湿疹はジュクジュクした湿潤型の湿疹が多い傾向にあり、成長につれ、乾燥型の湿疹に変わっていきます。
また、湿疹ができやすい場所は顔、首回り、ひじの内側、ひざの裏、足首などです。
湿疹が出てかゆがっている場合は早めに皮膚科に行って診てもらいましょう。あまりかき過ぎると化膿してかさぶたができることもありますので子供の肌はこまめにチェックしてください。
赤ちゃんの場合【乳児湿疹】の可能性がありますので、お医者さんにきちんと診てもらってアトピーかどうかの判断をしましょう。
そしてアトピー性皮膚炎の時は先生のアドバイスをしっかり聞いてまずは悪化させないようにする必要があります。
アトピー治療は4つの「ない」が大切!完治のための4原則
あせらない
アトピーの湿疹は季節や状態などで一進一退をくり返しますので、かゆみの少ない日もあればひどいかゆみで眠れない日もあります。
そして悪い状態が続くと気持ちが焦ってしまいすぐに結果を求めるようになります。
『処方された薬を塗っても全然良くならない』といって使うのを途中でやめてしまったり、症状が良くなったからといって自己判断で薬の使用をやめてしまったりすることもあります。
処方された薬を自分の判断でやめてしまうと、アトピーの湿疹やかゆみが急激に悪化したりする「リバウンド現象」を起こしてしまうかもしれませんので注意してください。
親としては『1日でも早く治してあげたい』という気持ちはとても理解できますが、アトピー治療にあせりは禁物です。じっくり時間をかけて治していきましょう。
掻かない
アトピーの症状でつらいのはかゆみです。かゆみがひどいと眠れなかったり、集中できなかったりするなど、さまざまな支障が出てくることもあります。
アトピーの治療は「かゆみをいかにコントロールするか」が重要となってきます。
アトピーのかゆみは【皮膚の乾燥】と【皮膚の炎症】に分けられます。
乾燥対策にはやはり保湿とスキンケア(肌を清潔にする)こと。
炎症に対しては、ステロイド薬、非ステロイド薬、免疫抑制薬などを使って行う対策などがありますが、副作用は最小限に抑えた使い方をする必要がありますので医師の指示にはきちんと従って下さい。
また、かゆみをひどくさせないためには、早めの対処と常日頃からの保湿が大切です。
鵜呑みにしない
アトピーからくるかゆみがひどい時や湿疹が良くならない時など、『病院から処方された薬では一向に良くなる気配がない』と感じることがあるかもしれません。
そんな時に『○○という商品がアトピーにいい』といった言葉についつい目がいってしまいがちになります。民間療法をいろいろ試すのは良いのですが、試す前に「その商品や治療法は本当に根拠があるのか」「病院の治療に影響がでないか」を判断してから購入しましょう。
そして民間療法も「あせらない」ことが大切です。すぐ結果を出すのではなく、1カ月~2か月くらいの時間をかけて変化をじっくり観察しましょう。うちの子のように、1カ月くらい経って徐々に変化が出ることもあります。(詳しくはこちらの記事をご覧ください)
気をつけてほしいのは、アトピーの治療をしていると色んな情報が入ってきて何を信じていいのか迷ってしまうことです。
噂や評判だけにとらわれず、まずはあなたが商品をしっかりと見極めて自分の子(自分)のアトピーに効果がありそうかどうかを考えて選ぶことが大切です。そのためにはアトピーのことについて少し学んでおきましょう。
悪質な商品だと、アトピーに効果があると言っておきながら化学物質や防腐剤など明らかに肌に良くない成分が入っている商品もあったりします。
個人的には返金保証がある商品はおすすめです。返金できるのは商品に自信があるということですし、消費者としては万が一体に合わなかったとしても損をすることがないので安心して購入できます。
また、どうしても迷う時には主治医など客観的に判断してくれる人に相談するのも良いでしょう。
補足:
長期にわたって通院してもまったく症状が改善せずに、医師の治療方法に疑問を感じることがあるかもしれません。『別の病院にしようか・・・』と悩んだ時は違う病院で見てもらうこと(セカンドオピニオン)をおすすめします。
なぜなら医師によって考え方や処方する薬が違うことが多く、別の治療が患者に合っている場合があるからです。うちの子は病院を変えて一気に良くなりました。
(くわしくは”主治医から学ぶ『かゆみに効く”ステロイド剤”とのつきあいかた』”をご覧ください)
劣等感をもたせない
アトピーを幼少期に発症していると自分がアトピー性皮膚炎という自覚があまりありません。薬を塗ったり保湿したりする行為はアトピーの治療ではなく、本人はそれが「あたり前のこと」だと思っています。
【実は本人はアトピー自体になんとも思っていない】かもしれません。
子供が自分のアトピーでつらいと感じるのはかゆみがひどい時が多いでしょう。
お父さんお母さんは自分の子供がアトピーだからといって悲しまないでください。言葉のわからない赤ちゃんでも、お母さんの悲しい顔を見ると赤ちゃんは不安になります。
そして子供の前で悲観的な会話はしないでください。特に子供が言葉を覚え始めた頃からは注意が必要です。
両親の何気ない会話は実は子供に聞こえています。
そして少しずつ理解していきます。
小さい時に「自分は普通じゃないのかな?病気なのかな?」といった思いをなるべくさせないようにしてください。
「自分は病気」「みんなと違う」と思ってしまうことは、
子供が劣等感を持ったり自己嫌悪になってしまう恐れがあります。
とくにアトピーになりやすい性格の子は注意が必要です。
(くわしくは”アトピー性皮膚炎を引き起こす5つの要因”をご覧ください)
まとめ
今回はアトピー性皮膚炎自体ではなく、アトピーっ子を持つ家族の気持ちの部分についての話でした。
親としては子供が健康に育ってくれるのが一番です。だからこそアトピーを治そうと一生懸命になります。
ですが『焦りは禁物』。アトピーの治療は一進一退をくり返して徐々に良くなっていきます。
今回紹介した4つの「ない」を忘れずにアトピー治療に向き合って下さい。
いつもアホみたいに明るいうちの子が「僕のアトピー 治らないのかな」と、初めてアトピーに対して負けを認めようとした事がありました。
その時なんとか復活できましたが、『もし、あそこで子供の心が折れてしまったら・・・。』そう考えると子供には劣等感や不安感を持たせないようにすることが一番大事なのかもしれません。
心の健康も子供の成長には大切です。
ちなみに
私は当サイトで紹介している入浴剤『みんなの肌潤風呂』と『みんなの肌潤ろーしょん』を使っていますが、購入前に主治医に相談して許可をもらってます。
基本は医師の処方してくれた保湿剤とステロイドを使ったアトピー治療です。
入浴剤は保湿とスキンケアの重要性を考え【アトピー治療の補助】として使っています。
>>アトピー肌にも使える入浴剤『みんなの肌潤風呂』くわしくはこちら
先日主治医から
「アトピーもう治ったね」
とアトピー治療終了の太鼓判をいただきました!
7年かかった我が家のアトピー治療で意識したこと、ビフォーアフターはこちらをご覧ください!