こんにちは!
いよいよ冬本番で乾燥も本格的になってきました。
皆さんはどんな保湿をしてますか?
わが家は相変わらず入浴と1日2回の保湿剤を使っています。われながらブレないのには驚きですw
管理人のハルです。
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アトピー予防に保湿が良いってホント?
昨年の新聞に「新生児期の保湿がアトピー発症率を3割ほど減らす事ができる」という記事がありました。(こちらを参考にしてください。)
こちらの記事ではアトピー予防として、乳児を対象に1日1回保湿剤を塗り続けることでアトピーの発症率を3割ほど減ったと報告されています。
どうやら予防としての保湿も効果が期待できそうなニュースですが、ちょっと気がかりなことがあります。
それは「保湿剤を選ばないと逆にアレルギーを誘発してしまうのでは?」といった疑問です。
ちょっと待って!保湿剤を選ぶときに気を付けたいこと
前述で、「食物アレルギーを予防することがアトピー予防につながる」と説明しました。
でも保湿剤の中には「食物成分配合の保湿剤」もありますよね?
『アレルギーの原因になる食物と肌に塗る保湿剤は関係ないんじゃない?』と思うかもしれませんが、これが関係あるんです。
図:年齢別の食物アレルギー原因
0歳 | 1歳 | 2~3歳 | 4~6歳 | 7~19歳 | 20歳以上 | |
第1位 | 鶏卵 | 鶏卵 | 鶏卵 | 甲殻類 | 甲殻類 | 鶏卵 |
第2位 | 牛乳 | 牛乳 | 牛乳 | 牛乳 | 鶏卵 | 小麦 |
第3位 | 小麦 | 小麦 | 小麦 | 甲殻類 | ソバ | 果物類 |
第4位 | ー | 魚卵 | ピーナッツ | 果物 | 小麦 | 魚類 |
第5位 | ー | ー | 甲殻類・果物類 | ピーナッツ | 果物類 | ソバ |
ちょっと前に問題になった「茶のしずく石鹸問題」はご存知でしょうか?
これは石鹸に含まれていた小麦成分が界面活性成剤による皮膚のバリア機能の低下により、皮膚から浸透した小麦成分が、じんましんやアナフィラキシーなどのアレルギーの反応を起こしてしまった事例で、「食物アレルギーは皮膚からも起こる可能性がある」つまり、経皮感作によるアレルギー発症の可能性を浮き彫りにした事例です。
ということは、乳幼児に使う保湿剤も食物アレルギーを発症するような成分は避けた方が良いでしょう。というか避けるべきです。
例えば、ココナッツオイル、ヒマワリ油、ヘーゼルナッツ油とか。中には幼児の食物アレルギー要因1位の卵の成分がが入っている「レシチン(卵黄レシチン)」なんて成分もありますね。
保湿剤にはこれらの食物由来の成分が含まれているものもありますので成分に注意が必要です。
もちろん化学成分が入っているものも特に気を付けてください。市販の保湿剤によく入っているのが防腐剤や合成香料(着色料)やアルコール、これらは石油が原料のものも多く存在します。
化学成分がアトピー(健康な肌の方にも)に良くない理由はこちらでも説明しています。
結局どんな保湿剤を選べばいいの?
『じゃあ、一体どんな保湿剤を選べばいいの?』といった声が聞こえてきそうですが、まずは前記の食物由来の成分と化学物質が入っていないもの。そしてセラミドを配合している保湿剤などはおすすめです。
セラミドとは、細胞間の水分を保持する役割を果たし、肌の潤いを保つためにとても重要な成分です。肌が乾燥しやすい方はこのセラミドが不足している状態ともいえます。
また、アトピー性皮膚炎になりやすい特徴として、フィラグリン遺伝子に異常がみられる人が多い傾向にあります。フィラグリン遺伝子とは、皮膚のバリア機能、保湿機能を維持するのに重要な役割をはたす遺伝子で、フィラグリン遺伝子に異常があると、体内でセラミドを生成する量が少ないといった傾向もあります。
ですので保湿にはセラミドを含んだものを選んで補うと肌によいでしょう。
主婦目線で選ぶおすすめの保湿剤
ちなみにセラミドを含んだ保湿剤は『小林製薬のヒフミド』がまずはおすすめです。
こちらに使われているヒフミドは人の肌に存在しているヒフミドと同じ形なので、敏感肌の方にもやさしく、保水力も人工の合成ヒフミドに比べて高いといったメリットがあります。
ですがいきなり保湿剤を買っても、赤ちゃんの肌に合わなければ意味がありません。肌に合うかどうかを安く試すことができるヒフミドトライアルセットが980円ととてもお得なので、初めての方はこちらのセットの中の「エッセンスクリーム」を赤ちゃんの一部分に塗ってみましょう。
同じように、富士フィルムのアスタリフトのトライアルキットもおすすめです。アスタリフトはCMでおなじみですね。こちらも1000円で販売しています。このキットの中の「ジュエリーアクアリスタ」の成分にヒト型セラミドが含まれています。
これらのお試しセットをすすめる理由は、万が一赤ちゃんの肌に合わなくてもあまり財布に響かないこと。赤ちゃんにダメでもお母さんのスキンケアに使えるといったメリットがあり、なおかつ安い!(主婦目線!)(お母さんも合わない時はお父さんがいます!)
どちらを買うにしても、しばらく(遅発性の場合24時間~48時間経過後に出ることもあります)様子をみて赤みや湿疹、かゆみなどが出なければ大丈夫でしょう。
まとめ
赤ちゃんがアトピーかどうかは症状が出て初めて気付く場合がほとんどです。自分の子は大丈夫だと思っていても突然アトピーが出てくるかもしれません。
もしかすると効果はないかもしれませんが、アトピーの可能性を少しでも減らせるのであれば、赤ちゃんの時から保湿を意識しておいても損はないはずです。
私は子供がアトピーを発症する前にこの方法を知っていたら間違いなくやっていました。
万が一のために乳酸菌と保湿の予防を行っておくことをおすすめします。
>>お風呂で保湿もおすすめ!アトピー肌にも使える入浴剤『みんなの肌潤風呂』のレビューはこちら
先日主治医から
「アトピーもう治ったね」
とアトピー治療終了の太鼓判をいただきました!
7年かかった我が家のアトピー治療で意識したこと、ビフォーアフターはこちらをご覧ください!