こんにちは。いよいよゴールデンウィークに突入ですね!
今年は最大で10連休なので、家族で旅行を計画している方も多いのではないでしょうか?
旅行といえば温泉で日頃の疲れを癒すのもいいですね。
温泉の温度によってはアトピーっ子の肌に負担がかかる事もあるので、温度の高めの温泉に入る場合はこまめに掛け湯などで体温を調節してくださいね。
さて、今回はアトピー肌の方がお風呂に入る時に実践して欲しい体の洗い方のお話です。
旅行先の温泉でも使える簡単な方法なので、ぜひ行ってみてください。
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石鹸の泡が原因の肌トラブル
お風呂で体を洗う際に、ほとんどの方は石鹸やボディーソープを使いますが、石鹸の成分が肌についたまま乾燥してしまうとトラブルの元になってしまいます。
このことをご存知の方は多いのですが、それでもきちんと洗い流せていない方も意外と多いのです。
体を洗う基本は”上から下”
お風呂での体の洗い方は人によって違いますよね。体から先に洗う人もいるでしょうし頭から洗う人もいます。タオルも固めが好みの方もいますし柔らかい方が好みの方もいます。
もちろん洗い方は自由ですし一番慣れた洗い方で洗った方がお風呂も楽しいでしょうがアトピーの方はちょっと違います。
アトピーっ子が気にして欲しいのはとにかく肌に刺激を与えないように洗うことです。
刺激を与えないようにするというのは、体を洗った後に石鹸の泡を残さないように洗うということです。
では具体的にどのようにすると泡を残さずに洗い流すことができるのでしょうか。
それは上から順番に洗っていくのです。
よく、体から先に洗う方がいますが、体を洗ったあとにシャンプーをすると、シャンプーの泡が体を伝って流れていきます。
そうすると、シャンプーの泡が洗い流せずに体に残ったままになってしまうことが多いのです。
洗い流せていないことで起こる肌トラブルの代表的な症状は「背中ニキビ」。背中ニキビは石鹸の泡が残ってしまって起こる肌トラブルの原因の一つなのです。
アトピー肌の方は石鹸の泡が肌についたままだと普通の肌よりも敏感に反応してしまう恐れがあるので、頭と顔から先に洗うのがいいのです。
頭と顔を先に洗ってから体を洗うことでシャンプーの泡もしっかりと洗い流すことができますので、アトピー肌の方はもちろん背中ニキビ予防にもなるのです。
シャンプーとコンディショナーを使う時のコツ
前述しましたが体を洗う際、皮膚に石鹸の泡が残ってしまうような洗い方はNGです。
これは頭皮にも同じことが言えます。
石鹸の成分が頭皮に残っているとかゆみやフケの原因になりますので、シャンプー後はすすぎをしっかり行いましょう。
ちなみにシャンプーとコンディショナーを使う時にもコツがあります。
アトピーっ子に限らず女の子は特にシャンプーとコンディショナーを使う子もいますので、シャンプーとコンディショナーの特性を活かした洗い方を心がけましょう。
男の子は間違っても大人の男性が使うトニックシャンプーは絶対使わないでくださいね。最悪頭のかゆみがMAXになるかもしれませんよ…。
シャンプーは皮脂の汚れを落とすように洗う
こちらの記事で紹介していますのでシャンプーに関しては簡単に説明しますが、頭を洗う時は頭皮をマッサージするように洗うのがポイントです。できればシャンプー前に多めのぬるま湯で頭皮を水洗いしておくと皮脂汚れが落ちやすくなります。
コンディショナーはなるべく頭皮につけないように洗う
シャンプーと違いコンディショナー(リンス)は髪のダメージケアが目的で、洗浄成分はあまり含まれていませんので頭皮につけても洗浄効果はありません。
コンディショナーはなるべく頭皮につけないように髪に直接塗りつけるように洗いましょう。
すすぎはとにかくしっかり
くどいようですが、シャンプーなどが頭皮に残っていると乾燥後にかゆみやフケの原因になることもあります。特にアトピーの方は頭皮のかゆみも気をつけなければなりません。
髪の毛が多いと洗剤が残りやすいので、できれば肌に優しい成分のシャンプーがいいのですが市販のシャンプーを使う場合は特にすすぎを念入りに行いましょう。
シャンプーは洗い流したつもりでも髪の毛に絡みついて残ってしまうこともありますので、できれば合成界面活性剤が少ないものや防腐剤・殺菌剤が入っていないものを使うと安心できるでしょう。
石鹸やボディタオルは低刺激・無添加のものがベスト
現在、ボディソープは液体のポンプタイプが主流ですが、大人用のボディソープはほとんどにパラベンやエタノール系の防腐剤が含まれています。
お肌に優しいのが売りの商品でも、刺激に敏感なアトピー肌には影響が出てしまうこともありますのでできれば使用を避けた方がいいでしょう。
わが家ではアトピーがひどくならないようにボディソープは使わず、低刺激の固形石鹸を使用しています(アトピー肌向けの石鹸も販売していますが、わが家ではみんなの肌潤風呂を使っているので石鹸にはそこまでこだわっていません)。
液体ボディーソープにこだわるのであれば、赤ちゃん用の低刺激タイプのボディーソープがおすすめです。
また、ボディタオル選びも注意が必要です。
市販のものの多くは合成繊維(ナイロンやポリエステル)でできています。これらのボディタオルでゴシゴシこすると気持ちいいのですが、合成繊維は繊維が固く肌を傷つけやすいのでアトピー肌には不向きです。
実は体の汚れはゴシゴシこすらなくても十分に洗い流せるので、天然繊維のコットン(綿)でできたボディタオルがおすすめです。
洗う時に泡立ちは少ないので洗っている感じが得られにくいかもしれませんが、やさしくなでるように洗ってあげるだけで十分汚れは落ちます。
仕上げは湯船にゆっくり浸かって肌に潤いを
頭⇒顔⇒全身の順番で洗った後は体の油分が不足しがちになりますので、最後に湯船に入って肌に潤いを与えるのが良いでしょう。
できれば保湿成分のある入浴剤を使用すると効果的ですが、パラベンなどの防腐剤や着色料が入っている入浴剤は避けてください。むしろこれらの入浴剤を使用するのであればぬるめのさら湯の方がまだマシです。
最後に湯船に入ることの意味は保湿だけではありません。
タップリのお湯に浸かることで、シャワーで洗い流せなかった石鹸の泡などをしっかりとり除くことができるのです。
わが家ではこちらの記事でも紹介していますが、アトピー肌向けの入浴剤【みんなの肌潤風呂】を使ってお風呂に入っています。
私も以前はシャワーが中心でしたが、みんなの肌潤風呂を使用するようになってから、肌の調子が大きく崩れることは少なくなりました。乾燥のひどい冬場も無事に過ごせたので今も引き続き使っています。
シャワーで済ませる場合は肌に刺激を与えないように水の勢いを弱めにして、手で体をなでながらしっかり洗い流しましょう。
シャワーヘッドも進化して極細水流のシャワーヘッドも販売しています。これは吐水部の穴が0.3mmと小さいので、シャワーの水がとても柔らかく感じてなおかつ節水効果もある優れものです。
我が家でも使用していますが、初めて使った時の感動は今でも忘れられず、実家のシャワーヘッドもこのタイプに変更するくらいドはまりしました。
値段は安いもので3,000円くらいからあり、1万円程度で塩素除去やビタミンを含む水に変えてくれるものもあり、アロマセンスは特におすすめのシャワーヘッドです。
>>おすすめのシャワーヘッド「アロマセンス」の驚くべき機能の紹介記事はこちら
まとめ:アトピーっ子のお風呂は体に洗剤を残さないのがポイント
アトピーを悪化させないためには肌を清潔に保ち保湿をしっかりするのが大切だということはすでにお判りでしょう。
ですが、肌を清潔にするための入浴も、洗剤をしっかり洗い流さないとかゆみや赤みの原因になってしまいます。
そうならないためにもお風呂ではしっかり泡を洗い流すことを忘れないでください。
洗い方のポイントは「洗剤を残さない」こと。そのためには
- 【頭(顔)⇒体】の順番で洗うこと。
- 頭も体もすすぎは念入りにすること。
- 最後に湯船に入って泡を残さず流すこと。
この3つがポイントです。
もし、洗う順番が違っていたらぜひ上から下に向かって洗うことを行ってみてください。
背中ニキビが気になる方にもおすすめです!
>>管理人も使っているアトピー肌にオススメの入浴剤【みんなの肌潤風呂】の公式ホームページはこちら
先日主治医から
「アトピーもう治ったね」
とアトピー治療終了の太鼓判をいただきました!
7年かかった我が家のアトピー治療で意識したこと、ビフォーアフターはこちらをご覧ください!