こんにちは!
今年も残すところあと10日あまり。
北海道はすっかり冬です。
冬になると乾燥が一段と厳しくなるのでアトピーっ子の保湿対策も大変になると思います。
でも、冬場に肌が乾燥して困ってしまうのはアトピーっ子だけではありませんよね?
私たち大人も乾燥肌で困った経験はありませんか?
私が先日、仕事帰りに奥さんに買い物を頼まれてスーパーによった時の事です。
急な買い物だったのでレジ袋は持っていなかったので、3円でレジ袋を購入。
(有料のレジ袋を買うって、なんか損した気分になりませんかw)
買い物を済ませて商品をレジ袋に入れようとした時、
『レ…レジ袋が開けられない!』
(;゚Д゚)アセアセ
指が滑って袋が開かずに苦戦してしまいました。
寒さで私の手がカッサカサに乾燥していたのです
(´-ω-`)
仕方なくサッカー台(買った商品を袋に詰める台のことですよ)にあった濡れタオルを使って開けました…。
『年とったな…自分…』
なんてちょっと寂しい気持ちで家に帰りました。
なにが言いたいのかというと、アトピーっ子に限らず冬場は大人の人も肌は乾燥しているんです!
今回は冬場に肌が乾燥する理由と、『入浴』を家族みんなにおすすめする理由について紹介しますので、冬場の乾燥肌対策の一助になれば幸いです。
見出し
冬に肌の乾燥がひどくなる原因
『冬は肌が乾燥する』
とよく言われていますが、なぜ冬場は肌が乾燥するのでしょう?
まずは冬場の肌が乾燥する原因についてお話しますね。
気温が低いと乾燥肌になりやすい
人の体は汗をかくことで体温調節をしています。
人の体は体温を下げる時には血流がよくなり毛穴が開いて汗をたくさん出すようにします。
これは汗が蒸発する際の気化熱で体温を下げるために汗をかくのですが、冬場は逆です。
体温が低い時は体の熱を逃がさないように血管が収縮して毛穴が締まります。

血液の流れが悪くなると肌のすみずみまで栄養が届きにくくなります。
すると肌の健康に必要な汗や皮脂の量も少なくなってしまいます。
これが乾燥肌を招いてしまう原因のひとつなんです。
湿度が低いのも肌によくありません
皮膚の角質層(表面部分)の水分量は平均15~20%くらいで、角質層の下の真皮部分の水分量は平均60~70%くらいといわれています。
保湿はこの肌の水分量をキープすることになるのですが、人の体は常に水分が失われています。
よく”見えない汗”といわれますが、医学的には”不感蒸泄”と呼びます。
不感蒸泄
発汗以外の皮膚および呼気からの水分喪失をいう。皮膚からの蒸散のみを指すという意見もある。不感蒸泄の量は,条件により大きく変動するが,常温安静時には健常成人で1日に約900ml(皮膚から約600ml,呼気による喪失分が約300ml)程度である。発熱,熱傷,過換気状態などで増加する。
引用:日本救急医学会http://www.jaam.jp/
この不感蒸泄ですが、温度が高くて湿度が低いと蒸発する量も多くなります。
なので湿度の低い冬場は肌の水分量が減りやすいのです。

また、肌にとって最適な湿度は65%~75%くらいで、60%以下になると肌が乾燥しやすくなりますので室内の湿度は70%前後をおすすめします。
日中の乾燥肌対策
アトピーっ子は常に乾燥肌に注意しなければなりませんが、アトピー性皮膚炎以外の方も冬場は乾燥肌に注意が必要なので、アトピーっ子に限らず、一般的な冬場の具体的な乾燥肌対策をおさらいしておきましょう。
保湿剤・ハンドクリーム
一番手軽なのは保湿剤やハンドクリームを使うことですね。
これらはこまめに継続することで効果が得られやすくなります。
ドラッグストアに行くとたくさん種類があって迷うかもしれませんが、次の成分が含まれているものをおすすめします。
- セラミド:角質の潤いを保つのにとても重要で、角質層の細胞間を埋める成分のひとつです。細胞間がすき間なく埋まることで外からの刺激を防いでくれます。また皮膚に柔軟性を与えてくれます。
- ヘパリン類似物質:”ヒルドイド”というとピントくる方もいるかもしれませんね。”芸能人も愛用!ヒルドイドは医師も認める究極の美肌クリームだった!”でも紹介していますが、保湿・血行促進。抗炎症作用に優れています。

日中は保湿剤やハンドクリームなどを使って水分が蒸発するのを防ぐようにするのがいいです。
水分補給
夏場はこまめな水分補給をしていると思いますが、冬はあまり気にしないのではないでしょうか?
ですが先程の不感蒸泄を思い出してください。
人は常に水分が蒸発していますので、冬も暖かい飲み物で水分はしっかり摂りましょう。
1日の終わりに入浴がおすすめ
先ほどまでは日中の乾燥肌対策をご紹介しましたが、冬場はお風呂に入ることをおすすめします。
日中に保湿剤やクリームで対策をしてもやっぱり全身の保湿は難しいと思います。
しかも保湿剤やクリームを塗っていると、ホコリやチリなどの汚れや雑菌がクリームに付着して肌に残っています。

これらの汚れを洗い流して日中に失った水分を補うには入浴が一番効果的です。
冬場の入浴は全身をきれいにして潤いを与えるには一番効果的ですが、アトピーっ子がいる家庭では入浴剤に注意しなければいけません。
もし入浴剤がなければさら湯(ただのお湯)でもいいのですが、水道水の塩素がアトピーっ子の肌に刺激になってしまうことがあるので気をつけてくださいね。
アトピーっ子がいるご家庭の入浴剤選びで気をつけなければいけないことは”アトピーの子供でも安心して使える入浴剤の選び方”でポイントを紹介しているのでそちらの記事も参考にしてください。
まとめ:冬場は大人も乾燥肌に注意!家族みんなでお風呂に入るのがおすすめ
アトピーっ子のご両親は子供の保湿や乾燥対策には気を使いますが、ご自身の乾燥対策は意外としていない事が多いです。
女性はフェイシャルケアや指先の乾燥肌対策はしていると思いますが、全身の乾燥肌対策はあまり意識していないのではないでしょうか?
冬場は全身が乾燥しやすいので注意が必要です。
日中は保湿剤やクリームで乾燥肌対策をしながら、夜はお風呂で1日の疲れを流しながら肌に水分を補ってみてはいかがですか?
ちなみにわが家での入浴剤は今でもみんなの肌潤風呂を使っています。
なんといってもアトピーのうちの子が問題なく使える数少ない入浴剤ですからね(^^♪

”【写真付き】アトピーの子供にみんなの肌潤風呂を3か月使った結果と感想”では、実際にわが家で使った効果を紹介していますのでこちらの記事も参考にして”みんなの肌潤風呂”を検討してみてはいかがでしょうか。
先日主治医から
「アトピーもう治ったね」
とアトピー治療終了の太鼓判をいただきました!
7年かかった我が家のアトピー治療で意識したこと、ビフォーアフターはこちらをご覧ください!
