乾燥の激しい季節ももうすぐ終わり、春になると気温も安定して過ごしやすくなるので、冬場に乱れてしまった肌環境を整えるにはこれからがチャンスです。スキンケアをしっかりやっていきましょうね!管理人のハルです。
お子さんの肌の調子はどうでしょうか。毎日かゆみに悩まされていませんか?
アトピーっ子の悩みのひとつとして
「保湿はしっかりしているのに、布団に入るとかゆみがひどくなる」
「かゆみがひどく、毎晩眠れなくて辛い」
アトピーや敏感肌の方はこのような経験をしていることがとても多いんです。
かゆくて眠れないのは親としても本当に辛いですね。
うちの子も以前は夜中に何度も目が覚めてしまい、寝不足で朝起きれない事が毎日続いていましたが最近はぐっすり眠れているようです。
眠れるようになったのは普段の保湿に加え、子供の環境にひと手間かけたおかげだと思っています。
どうしたら眠れなくて辛い思いから解放されるのか。
最初はちょっと面倒かもしれませんがうちの子は体中のひっかき傷が激減して、かゆくて何度も目が覚めることもなくなりました。
今回は私が行った夜中のかゆみを抑えるアトピー対策をご紹介します。
1~2週間ほどで効果がありましたので、お子さんが夜中のかゆみに悩まされているのであればおすすめです。
見出し
アトピーのかゆみが原因の眠れなくて辛い環境を改善しよう!
これまでアトピーのかゆみを抑える方法として、皮膚の保湿と清潔にすることを中心に紹介していました。もちろん保湿・スキンケアはアレルゲンに過敏に反応してしまう皮膚の状態を改善するには欠かせません。
これらは毎日行って常に肌に潤いを与えることは必要です。ですがどんなに肌の状態を整えても、アトピーっ子を取り囲む生活環境が悪いとその効果も半減してしまいます。
ですので、アトピー肌の子が特に影響を受ける身のまわりの3つの環境に目を向けてみましょう。
1.毎日使う「布団」をケアすると、眠れなくて辛い思いをしなくなる!
人は人生の3分の1を布団の中で過ごすと言います。
もちろんアトピーっ子も同じです。特にアトピー肌は刺激やアレルゲンに敏感なので、毎日使う寝具が汚れていると、どんなに保湿やスキンケアをしてもかゆみを抑えることは難しいでしょう。
ご存知かと思いますが、布団の中にはダニや死骸・糞、皮脂などがたくさん存在しています。これらはアレルゲンと呼ばれ肌トラブルの原因になります。
また、汗や湿気を吸いこんでいるので布団の中心は湿気が多くダニの温床になってしまいやすいので、布団は年に2~3回ほど定期的に洗濯するのがおすすめです。特に使ってから5年以上洗濯をしていない布団はクリーニングか買い替えを検討した方がいいでしょう。
クリーニングは年に2~3回でいいのですが、週に1回は外干ししましょう。雪国は冬場は外に干せませんので日当たりがよく風通しのある場所に干して日光消毒をした後に掃除機をかけるだけでも十分なアレルゲン対策ができます。
2.かゆみを減らす「衣類」を選ぶ
布団のケアと同時に気を付けてほしいのが刺激の少ない衣類を選ぶことです。
かゆみを誘発する素材は寝る時に限らず、普段着る衣類にもあてはまりますのでここはしっかり押さえておきましょう。
特に肌に直接触れる肌着は刺激の少ないものを選ぶようにしましょう。おすすめの素材はコットン(木綿)やシルク(絹)などの天然繊維は敏感肌にとっては刺激の少ない素材といえます。
天然繊維でも、ウールなどの毛羽立った繊維はチクチクした刺激がかゆみを誘発しますので着用の際には肌に直接触れないようにするか、着用しないようにしてください。
また、化学繊維などは原料が石油で作られているため、アトピー肌の人は長時間肌に触れていると炎症やかゆみ引き起こしてしまう恐れがありますので避けてください。
新しい服を購入した時も注意が必要です。新品の衣類には肌に刺激のある成分が付着していることもあるので使用前に必ず水洗いしてから着るようにしましょう。
衣類は肌に直接触れる機会が多いので、購入前に素材を確かめることを心がけましょう。パジャマや肌着の素材にこだわるだけでもかゆみを抑えることができますので、眠れなくて辛いといった悩みを軽減してくれます。
3.かゆくて眠れないを改善するための「部屋」の環境
快眠には寝室の環境をベストな状態にすると良いと言われますが、これはアトピーっ子も同じです。
一番気にして欲しいのは温度と湿度。
室内は暑すぎず寒すぎず子供が快適と感じる温度にすること。お子さんに直接聞いた方がいいですね。
そして肌を乾燥させないためにも湿度は通年60%~70%をキープするように心がけましょう。
もちろんハウスダストもアトピー肌にはよくありませんので、こまめな掃除と風通しを良くすることもポイントです。掃除をしやすくするコツは「いらないものは置かない」「できるだけシンプルに」を心がけると掃除が簡単になりますよ。
そしてわが家では、部屋の環境に気をつかう他に寝る前に保冷材を布にくるんで1つ用意します。
これは、子供が布団に入って眠るまでの間にかゆみが出てしまった際、患部に当てて掻かないようにするための緊急回避の方法です。こうすることで少しでもひっかき傷をなくすようにしています。
冬場は寒いのであまり使いませんが、夏場は結構役立ってますよ(笑)
まとめ:眠れなくて辛いを解消するには、眠る環境を整えると効果的
アトピーの方は毎日の保湿やスキンケアをしていても、かゆみが原因で眠れなくなる事があります。
眠る前に肌が乾燥していたり暑かったりするとかゆみが出やすくなりますし、ダニやハウスダスト、パジャマの素材など快眠のための環境が悪いと、さらにかゆみを出やすくさせてしまいます。
もしお子さんが「睡眠中のかゆみがひどくて眠れない」のであれば寝具も見直してみてください。
寝具は毎日使うものなので、環境が改善できるとアトピーっ子の眠れなくて辛い毎日を変えることができるでしょう。
もちろん保湿も忘れずに!
先日主治医から
「アトピーもう治ったね」
とアトピー治療終了の太鼓判をいただきました!
7年かかった我が家のアトピー治療で意識したこと、ビフォーアフターはこちらをご覧ください!